◆アサギマダラ飛翔会との交流授業【2023年】

 

2023年6月22日に恒例の伊吹島での小学校児童たちが、アサギマダラ飛翔会との交流授業を行いました。参加者は児童5人と担任の先生4人、そして教頭先生、篠原先生です。アサギマダラ飛翔会からは4人の参加になりました。

 

授業は午前10時30分からの開始です。高橋さんからは児童たちへ蝶に関心を持って勉強してください、というお話がありました。

 

小雨の中、準備してもらっていたプランターの前に集まり、アサギマダラ飛翔会の高橋さんからフジバカマ苗の植え方を教わりました。

 

フジバカマ苗は白花と赤花の2種類で、プランターに移植ゴテで穴を掘り苗を植えていきます。

 

植え付け後は水やりをしました。

 

ラーニングルームで太田さんが飛翔会の活動を紹介します、ハガミ山 木之郷フジバカマ園、マーキング、幼虫、産卵などの説明でした。1年生にはマーキング等の話はちょっと難しかったようです。これから徐々に篠原先生と共に勉強して覚えていくことでしょう。

 

児童がパワーポイントを使ってのプレゼンテーションです。篠原先生の協力があるからこそこんなに若い時から、パワーポイントに馴染めるのです。

 

 

児童からの発表は、伊吹島のスナビキソウと春の飛来数です。

 

スナビキソウが囲いの外にも増えていたと疑問を感じています。スナビキソウは地下茎が伸びて成長するためですね。

 

スナビキソウの栽培面積が約2倍になったので、飛来数が多くなると予想していたが思ったより少なかったと述べています。

 

また、大きくてきれいな個体のオスがいたので、食性の豊かな所で羽化し飛来したと考えられる、と分析力もかなり立派です。

 

最後に、スナビキソウを乾燥させて押し花風に、標本として作った作品を見せてくれました。こういう観察を進めていることに驚きました。低学年から自然への興味を持たせる篠原先生の指導による賜物ですね。